日記 2025.11.18㈫
「猫を飼う」という夢を叶えた。
実はもうすぐ1年になる。
保護猫カフェから迎えた時すでに1歳半。
温厚な性格ではあるものの、だっこが好きではなく、当然膝にも乗って来ない。
お膝に来て欲しい。ずっと憧れていたことだった。
季節は巡り、その日は突然やってきた。
猫が昼寝から目覚め、ぽやぽやしている。移動しようか考えているようだった。
もしやと思い、こたつにあぐらをかいて、布団でくぼみを作った。
「おいで」と声を掛ける。
来ない。
もう一度。
来ない。
四度目で、ぽすぽすとこちらに歩いてきた。
まだ眠気眼のままである。
「ここだよ」と、くぼみをぽんぽんと叩く。
すると私の膝に前脚を乗せ、後ろ脚を乗せ、くぼみに立った。
四肢を折り、丸くなって、寝た。
ふとん越しに伝わってくる体温。
思いの外ずっしりとした体重。
撫でてやるともこもことした冬毛が柔らかい。
喉をぐるぐると鳴らし、うっとりとした表情をしている。
次第に本気で寝始めたので動けなくなり、晩ごはんの準備に取りかかれない。
そのまま1時間半、猫の小さな寝息を聞きながら撫でていた。
旦那氏を待たせて撫でていた。
日記 2024.6.2㈰
晴れのち雨。9時起床。夢をたくさん見た。夢の中でストーリーがなかなか進まなくなって、あーこのまま見てるのしんど!と思って目が覚めた。
先に起きていた旦那氏がベッドに来て、すうっと私を嗅いで「○○(私の地元)のにおいがする」と言って笑った。しばらくして「嫁氏自身は臭くない。おなら以外臭くない」と言われたかと思ったら「頭皮も臭かった」と言われた。ひどい。
お昼ご飯は昨日成城石井で買った冷製パスタ。旦那氏が高級カップラーメンを一口もくれなかったので、私もあげなかった。梅と大葉とササミが入っていて、和風ソースはジュレになっていた。成城石井のお弁当が、最近のコンビニ弁当の金額と変わらなくなってきた気がする。パスタ系は気軽に買ってしまう。
夕飯は、旦那氏が成城石井のお好み焼き、私はリュウジさんのレシピで小松菜を炒める。材料にあったナンプラーが我が家には無くて、代用出来ないか調べたところレモンと醤油と鶏ガラスープで再現出来るとわかった。
お気に入りスーパーで買った小松菜は数日経っても変色しておらず、茎が太く葉はピンとしていた。炒めて晩酌。ナンプラーもどきが良い仕事をしており箸が止まらない。
昼間の恨みがあったので、旦那氏が「少し食べる?」と言うまであげないつもりでいたが、我慢できなくて「分けてくれない!」と文句を言ったら「そっちも言わない!」と空気が悪くなった。小松菜を一人で食べたいのかと思って我慢していたらしい。美味しいものは自らおすそ分けしていこう。
食後はソ連崩壊に関する動画(YouTube)を見つけたのでそれを見る。NHKのBSドキュメンタリーで、当時の主要人物が話をするパターンで分かりやすい。前編後編で1時間45分ほどある動画を途中まで観た。本(セカンドハンドの時代)も読み進めている。
昼寝をしてしまったので0時を過ぎても眠くならず日記を書く。Prime Readingで読みたかった本が読めると分かり、「書く習慣」という本を読み始めた。
日記 2024.6.1㈯
曇のち晴れ。8時起床。ゴミをまとめて旦那氏に出してもらう。
昨日届いた宅急便に、燃やすゴミに出せるような緩衝材が入っていたらショックなので開けてみたが、発泡スチロールでがっちり固定されていた。緩衝材は入っていなかった。
運動不足過ぎて首肩が硬いので、YouTubeを見ながらストレッチ。
朝ご飯は食パン。旦那氏に朝食を準備してもらっている間、私は洗濯機を回した。
お義母さんが2階に来て「お昼前にIさんが来る」とのこと。Iさんはお義母さんがお世話になっている、庭の管理やお家の簡単な修繕などお願いしている方で、数日前に高天井のペンダントランプの交換をお願いしていたのだ。
慌ててシャワーを浴びたりメイクしたり、部屋の中も少し整えた。けれどIさん、脚立を用意せずに来てしまった。半年ほど前にも同じ作業をお願いしており、今回も脚立の用意をお願いしていたにもかかわらず。「あ~これか~」と間が抜けた物言いだったので、旦那氏が「忘れるような年齢になっちゃったのかな」と心配していた。
Iさんの作業が持ち越しとなったので、予定通り街へ。以前行った居酒屋に、昼飲みに行きたいと旦那氏に話していた。街に出るならと、他にも行きたいお店をリストアップ。古書店、好きなお洋服屋さん、100円ショップ、コーヒー豆の購入。
古書店で韓国文学を、服屋では白のリネンのブラウスを購入。キャンペーンで2,500円OFFで買えた。思いがけずお得に買えた時の満足感は形容し難い。
真っ白のブラウスは久しぶり。今パンツが充実しているので、たくさん着回せそう。
居酒屋では入店して早々旦那氏と険悪になる。ちょっとしたすれ違いと勘違い。すぐ軌道修正して食事を楽しむ。
旦那氏のスマホが固まってしまい、QRコードでの注文はすべて私がした。いつもはしないのに何となく注文履歴を確認していたら、別の席のオーダーが追加されていた。旦那氏から店員さんに伝えてもらう。虫の知らせ。
米焼酎のソーダ割りと、新玉ねぎのかき揚げ、鶏白レバーと大根の照り焼き、真鯛とつるむらさきの酢味噌、豚ロースの西京焼きを頂く。今日は珍しく旦那氏の食べたいものが多かった。
旦那氏は食べたいものが分からないとよく言う。私が食べたいものが思い浮かぶのは、友達のRちゃんのおかげだなぁと思う。
最後にコーヒー豆を買って帰宅。明日は天気が悪いようなので、家に籠もりそうな予感。
日記 2023.7.22㈯
8時起床。薄曇り。次第に日が差してくる。梅雨も開けていないというのに最高気温37度とかいう日が続いており、数日前からの最高気温33度が涼しく感じる。土曜にしては早起きなのは、ゴミ出し(と言っても外に持っていくのはいつも旦那氏)と新宿でランチと映画を予定しているから。最近意識的に休日の予定を組むようにしている。当日になって「今日はどうしようか」というのももちろん楽しいのだが、それがあまりにも続くと決まらないことにストレスを感じるから。とは言え、ぎちぎちに予定を入れて忙しないのも嫌なので「時間と体力に余裕があったらこれもする」といった風に余裕も必要なのがみそ。
部屋干ししていた洗濯物を畳み、朝食を食べ、ベランダで朝日を浴びながらストレッチをしている旦那氏を鍵を締めて締め出すといういたずらをし、シャワーを浴び、出かける支度をする。先日美容院で酸熱トリートメントして髪が扱いやすくなったので支度にかかる時間が減った。でも施術中のニオイがつらかったのでもうしないと思う。
今日のメインの予定は、先日公開されたジブリの映画「君たちはどう生きるか」を観に行くこと。情報が一切非公開だったために公開されたことも知らず、SNSでかなり話題になっていたので、土曜のチケットを取るために木曜の朝鼻息荒くネットで購入したのだった。スタートが15:25~なのでその前にランチをしようと、新宿は「カレー草枕」を提案すると、旦那氏が快く了承してくれた。

草枕は以前突然思い立ち行ったものの、到着時間が遅かったのですでにランチが終了していた。周辺で遊ぶことも少ないので行く機会が無かったけど、先日読み直した植本一子さんの「降伏の記録」に店名が出ており、次新宿に行ったら今度こそ行こうと目論んでいた。人気店なので行列を回避するための早起きだった。ちょうど12時に到着すると空席があってすんなり入店できた。窓際のカウンター席に横並びに腰掛け、なすチキンをご飯少なめで注文した。旦那氏はご飯の普通盛りが250gあると知らず注文し、食べきれるかなと言いながらなんとか平らげていた。さらさらのカレーに素揚げのなすとほろほろのチキン。辛さレベル1だったにも関わらず、食べ終わると汗が出てきて、ハンディファンをテーブルに置いて水を飲みきる。カレーを食べるとスパイスの勉強がしたくなる。会計を終えて店を出ると階段に行列ができていた。
次は旦那氏の日傘を見に行く。旦那氏に、直射日光を浴びると疲れるでしょうと最近日傘を猛プッシュしている。もともと傘を持つのが大嫌いな人なので、mont-bellの日傘なら軽いからと勧めてみたら買う気になってくれた。実物を見たいとアウトドアショップを何件か回ったが見つけられず、近々店舗に電話して問い合わせようと今日は諦めた。途中デパートでヴィヴィアン・ウエストウッドのかわいいハンカチを見つけ、旦那氏が買ってくれる。ハンカチも値上げされていた。
時間があったらBluetoothスピーカーを見るつもりでいたので、それも見に行く。いくつか視聴したところ全く別の候補が出来てしまったので、これまた買わずに退店した。リビングで本を読むとき、テレビでYou Tubeミュージックをつけているが、先日旅行した先で部屋に備え付けられていたBluetoothスピーカーの操作性と音が良かったので導入したくなったのだ。家電は選択肢が多すぎる。
映画まで1時間弱。今日は新宿ピカデリーで観る予定だったので下の階のmujiカフェでお茶をするつもりがリニューアルのため営業していなかった。旦那氏は数日前、初めて行くサウナが臨時休業でとんぼ返りすることになり、ここでも休業に遭遇してしまったので、がっかりもひとしお。こういうことは続くものだねと別のお店でお茶をした。
時間になってメインロビーに行くとすごい人。売店で飲み物を買うのは諦めた。席は後ろの方の一番端。年齢と共に映画館の席が通路側になっていきとうとう端を選ぶようになった。万が一トイレに行きたくなったときのために。
ジブリを観るたびに、宮崎駿という人の内にこんな物語があるのか、こんな風に表現するのか、好きだから楽しいからという気持ちだけでは映画を作れない、作ることは身を削ることで苦しいもの、キャラクターやその世界観が私達に伝えるものとは、そんなことをぐるぐる考える。大人が見ても少々難解で、宮崎駿監督は自分が表現したいものをし切ったら、あとはどう受け止めてもらおうが構わないという雰囲気がある。媚びないし、どこまでもストイック。私はもう一度観たいけど、旦那氏は別の感想。映画や本の趣味はあまり合わず。こればっかりはひとそれぞれ。
伊勢丹に寄って高級ドライヤーを試し、やっぱりあまりにも高級なので恐縮しながら退店。
最近見つけた野菜とお魚が美味しい居酒屋さんで食べ、飲み帰宅。カルダモンのリキュールのお酒が美味しくラベルを写真に撮った。自宅用に購入するつもり。帰宅後旦那氏がシャワーを浴びている間に私は寝落ち。
UNITÉトークイベント:愛が行方不明
先日刊行された僕のマリさんの「いかれた慕情」のサイン本が欲しくてUNITÉさんのウェブショップをチェックしていたところ、トークイベントがあることを知り迷わずチケットを購入した。
「常識のない喫茶店」で知った僕のマリさんは、このブログの登場回数も最多である通り、大好きな作家さん。
これまでもサイン会やトークイベントでお話しされているお姿を拝見しているけど、小花柄のワンピースが似合う小柄な女性(私のイメージ)で、普段何を見て何を感じればあんな風に書けるのか知りたくて、それに言葉の紡ぎ方が秀逸でお話そのものが面白いから、最近チャンスがあればイベントに参加している。
一緒に登壇されるのは古賀及子さん。古賀さんの本は気になっているけどまだ読めていない。ごく個人的な理由というか、「こんなお母さんだったら良かったのに」と思いながら読んでしまいそうで、コンプレックスを刺激される気がして手が出ない。いずれ、きっと、と思っている。
トークイベント中「曝け出す」という事について考えていた。特にマリさんは書くことに躊躇いがなく、曝け出すことに迷いが一切感じられない。驚くと同時に羨ましいと思う自分がいる。
曝け出すって怖い。曝け出して嫌われて離れて行ってしまったらと思うと足が竦む。そうならないように、自分を取り繕って良い顔をして、でもそのうち限界が来て、破滅する。心を病むか、病む前にフェードアウトして連絡を断ち人間関係をリセットする。私は私が嫌いだし、そんな私を他人が好きでいてくれるはずがないと思っているから。
じゃあ友人にも言えない本当の気持ちをブログに書けたら、と思って書き始めてもやはりブロックが掛かって消してしまったことが何度もある。
お二人がここまで曝け出せるのは「信頼」してるからなんだろう。家族、友人やパートナー、何よりも自分を。そんなことが頭を過ぎる。
マリさんは、物心ついたときから読み書きが好きで、それにずっと少しずつ救われてきたという。自分が言わなくてもその気配を親や学生時代の友人が察知してくれて、友達は本が出たときに泣いて喜んでくれた。周囲からの暖かな眼差しに「土台」という言葉が浮かぶ。
それは私が欲しかったものだ。安心して私を曝け出すために必要な「土台」。親や友人からの愛情、子供への愛情。愛情がその人の土台を作る。
ある日、古賀さんが息子さん用のお弁当にオレンジを入れ、その日は食べやすいよう房に切れ目を入れたそう。夕方帰宅した息子さんが「食べやすくしてくれて愛を感じた」と感想を述べそれを聞いた古賀さんは「愛ってめちゃくちゃめんどくさいな」と思ったという。
オレンジの房に切れ目を入れる日も、入れない日も、愛の質量は変わらない。そうおっしゃった古賀さんに、というかきっと自分の母親に、子供時代のいじけた私が反論する。
私はまだいじけて生きている。子供の頃の自分がちっとも癒えない。
ヨシノヒトシ展
2023.5.28㈰、8時起床。私にしては早起き。 本当はもう少し寝ていたかったけれど、 今日は行きたいところがあった。 少しだけおしゃれをして電車を乗り継いで鎌倉へ向かう。
鎌倉にはうつわを扱う素敵なギャラリーがあり、 かれこれ10年以上通っている。作家もののうつわは決して安いわけではないので、何年もかけて買い集めた。やっと数も種類も揃い、それらを大切に使いたい気持ちもあって、ここ最近はどうしても行きたいと思った展示だけ行くことにしている。
時々DMをいただくのだけど、今回のヨシノヒトシ展のものも素敵だった。オーバルのリム皿の中央に実を咥えた鳥、それを囲む枝には葉が茂り大きな黄色い実がなっている。リム(縁)にも花がリズミカルに描かれ、外国の農村に暮らすおばあちゃんが大事にしているうつわ、そんな風に見えてきた。
これは実物を見に行かなくては、と衝動的に体が動いたのだった。

余談だけれど、こちらのギャラリーのDMはデザインが本当に素敵で、ファイルに入れて保管している。
早起きの甲斐あってギャラリーにはオープン10分前に到着した。 人気作家の個展はオープン前から行列が出来るので覚悟していたが 、個展2日目だからか、私は2組目だった。
時間になり店内に入って左手前のテーブルに目をやる。テーブルと、側にあるアンティークの飾り棚にヨシノヒトシさんのうつわたちが並ぶ。 後で見たInstagramの展示の様子は、壁の棚もうつわで埋め尽くされており、 それに比べるとスペースが縮小していた。 昨日が大盛況だった事が伺える。
敢えて下調べをしなかったので、想像よりかわいらしいうつわばかりで驚いた。
ムスティエの様相に花模様が描かれた愛らしいリム皿。はたまた台湾の食卓に出てきそうな、黄色の縁取りに赤やピンクの花々が点々と描かれた小鉢やれんげ。花も模様も、どこか懐かしさがあって、ヨシノヒトシさんの旅の思い出を見せてもらっているようだった。
一つひとつ手にとって「これにはどんな料理が合うだろう。 いや最近料理をしていないし贅沢だ。いやいや、これに棒棒鶏を盛り付けたら美味しさ倍増では?!よく使うサイズなら無駄にならないし買ってもいいよね? こんなにかわいくて、我が家のうつわと雰囲気が合うだろうか…」 という脳内会議が忙しく始まる。
じっくり見れば見るほどに疲弊してしまうが、買って使わなかったら作家さんに申し訳なさ過ぎる。 だから真剣に選ぶ。

迷いに迷ってフレンチアンティークのような花リムのオーバルのものにした。大きさもちょうど良く、 料理だけでなくクッキーやカヌレを載せてもいいかもしれない。私には不釣り合いなおしゃれなティータイムを妄想した。我が家の食卓も華やかになりそう。
帰り道、スーパーに寄ってアメリカンチェリーを買った。思い立って新しいうつわに盛り付けたら、写真に撮らなかったことを後悔するくらい素敵だった。機会があればぜひここにアップしたい。